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施主が始めと終わりにあいさつ
ご法要の順序は葬儀ほど形式ばったものではありませんが、たいていは次のような形で進められます。
まず、ご法要の開始時刻が近づいたら、参列者は仏壇に向かって着席します。施主あるいは法役(世話役)が仏壇に仏飯を供え、灯明をつけて線香をあげます。これで僧侶入場を待ちます。
僧侶が入場して、仏壇の前に座ったら、施主が参列者に謝辞とともに「ただいまより故○○の一周忌法要を営ませていただきます」とご法要の開始を告げ、僧侶に「よろしくお願いします」と一礼します。読経が始まったら静かに拝聴し、僧侶が合掌礼拝するところは一緒に合掌礼拝します。
僧侶の「ご焼香を」という言葉で、施主からご焼香していきます。葬儀ほど順序にこだわる必要はありません。席順のスムーズなご焼香を心がけるようにします。
読経、ご焼香が終わり、僧侶が参列者の方を向いて法話(仏教のためになる話)をします。法話が終わったら、一同合掌して一礼します。
僧侶が退場し、施主は最後に参列者に向かってお礼のあいさつを述べ、ご法要は終了。ご会食へと移ります。
当日の施主の服装
仏式では初七日、四十九日、一周忌のご法要まで、施主側は喪服着用ですが、三回忌からは喪服は着用せず、礼服あるいは略礼服を着るのが一般的です。回忌をかさねるごとに礼服もダークスーツになるなど、喪の雰囲気をだんだんと少なくしていきます。とはいえ、一般参列者よりも軽装にならないように気をつけましょう。
施主のあいさつ例
ご法要の際に施主が行うあいさつ例を紹介します。「あいさつは苦手」という方も多いようですが、形式ばったあいさつよりも、素直な気持ちで、心のこもったあいさつを心がけましょう。
あいさつ例1
本日はお忙しいところ、亡き夫○○の一周忌法要にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
早いもので夫が亡くなって一年がたちましたところでございますが、この間も、わたしどものために何かとお力づけやご指導をいただき、厚くお礼申し上げます。
わたしも亡き夫に励まされるように、夢中になって仕事を続けてまいりましたが、今日のこの日を迎えて、もう一年が経ったのかと、日時の経過の早さに驚いています。夫のいない生活にも慣れ、少しずつリズムを取り戻しつつあります。
これも皆様のおかげとしみじみ思うこのごろでございます。
本日はささやかな膳を用意いたしましたので、故人の思い出を語りながら、どうぞごゆっくりおくつろぎいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
あいさつ例2
本日は亡き故人の一周忌の法要に皆様方ご多忙中のところお越しいただきまして、誠にありがとうございます。故人も、親しい皆様のお元気なお顔を拝し、心から喜んでいることと存じます。
このように大勢の方がお集まりくださいましたことは、故人がいかに素晴らしい方との出会いに恵まれ、幸せな生涯を過ごしたかの証でもあります。皆様方には、ここに改めてお礼を申し上げます。
本日は在りし日を故人の思い出話など語り合っていただきたく、ご案内申し上げました。粗酒、粗肴ではありますが、お時間の許す限りお過ごしいただきますようお願い申し上げます
本日は誠にありがとうございました 。





